HOME >  プロ仕事一覧 > フロアー全面張り替え
フロアー全面張り替え

MG midget のマーク1 人気のある車種です。
この当時の小型オープンスポーツカーは特に保管状態が悪いので雨水、湿気による腐食が酷いケースが多くあります。
フロアーとサブフレームの箇所も袋状構造で湿気が溜まるので
酷い腐食になっています。
シートを外し、フロアーカーペットを外し現状確認です。
その場をごまかす目的で運転席足元には
この様な鉄板が張られていました。
かぶせてあった鉄板を外すと内側は壊滅状態でした。
サブフレームを残し一気に除去しました。
サブフレームと床材はスポット溶接で止められていますので
根気よく一箇所ずつ外していきます。
手前サブフレーム下部分、アンダーコートでごまかされていましたが、
かなり深刻な状態だったようです。
ステップ内側もサビ腐食酷いので除去して防錆処理しました。
新しい補修パネルを現状に合う様にカットして仮合わせです。
海外補修パーツは精度が悪いので常に加工修正します。
ステップ側面、サブフレーム交換完了の場面です。
左右の骨格修正が終了した時です。
フロアーリア部分のバルクヘッド、足回りのリーフスプリングや
ストラットを裏側に付く重要な箇所です。
ボディー全体が縮んでいないか、左右のサブフレームはセンターから均等に付けられているか常に計測します。
海外補修パーツは実車とまるで異なる角度で製造されています。
修正専用のジグなどをその度に製作して対応していきます。
サブフレーム骨格修正完了時。下からの場面です。
リアリーフスプリング取り付け部 拡大画像です。
サブフレーム下側からの拡大画像です。
補修用フロアーパネルです。
ガレージジャッキやパンタグラフを使用して溶接時に隙間が出来ない様 全体にズレない様しっかり設置します。
フロアーパネル仮組み 室内側の画像です。
溶接完了後は隅々までシーリング処理します。
ラバー系の専用アンダーコートをエアガンで塗布します。
ラバー系アンダーコート塗布完了の画像です。
キレイに塗装、チッピング処理してマフラーも組み付けました。
足回り取り付け部分も全て新品パネルに張り替えられ
安全が充分確保できました。
ステップ外側もキレイに修正して再塗装しました。
ボディー全体は丁寧にポリッシングを掛け仕上げて終了です。

サビ腐りステップ切開、製作 F・R・Pボディーの修復
サビ腐りによる損傷フロアー一部張り替え サビ腐りパネル部品切開、製作
ビンテージカーコクピット改造カスタム フレーム修正
フロアー全面張り替え ワンオフパーツ製作
塗装剥離作業の目的