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旧車レストア MG midget

クラシックカー・旧車の最大の悩み フロアーの錆、腐り
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今回の事例であるMG midgetやオースチンヒーリースプライトは本国イギリスでは、お車を乗り始める若者に愛される小型オープンスポーツカーの代表であり、潰してはその度に修理され 何代ものオーナー様の手を通り過ぎ現代まで奇跡的に受け継がれてきています。 

しかし、その反面本国イギリスなどでは大衆車としての位置付けから、露天放置されたケースが多く、保管状態が良くありませんでした。
さらに、古いオープンカーは屋根が無い為に幌やシートを掛けても雨が進入して床に溜まり錆が進行しやすくなっていた状態もありました。

フレームが単体で形成されているお車に比べ、今回のモノコックボディータイプの車両は床材もボディー剛性確保に高く貢献している為「床が錆びて穴が開いている」と笑っておれない現実に直面しています。

今回のケースも床材とサブフレームの結合部分、床材とリアサスペンションとの取り付け部分など重要箇所が錆や腐りで分離していました。
本来の強度が失われているばかりかこの状態での走行は命にかかわる大事故にもつながる恐れがありました。

レストア、修復作業はまず現車の現状確認と安全で正確な作業方針を入念に決定し、古い損傷部分を丁寧に外していきました。
次に新しい部品再生時には常にフレームの左右バランスとセンター確保に重点を置き何度も測定を繰り返しながら再生溶接していきました。

今回のような作業は、お車本来の強度、剛性確保、ドライバーの安全・安心を取り戻す大切な作業だと私共は考え、出来る限り皆様のお役に立てるように日々精進を続けてまいります。

オートサービス マチナガ
町永 敏行


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